「歴史問題」と「構造改革」は連動している
左右に振れる、その振り子を止めよ。
WJFプロジェクトは、従来の「右翼」の人々からは、「左翼」、「中国の工作員」、「反日朝鮮人」などというレッテルを貼られ、従来の「左翼」の人々からは、「右翼」、「ネトウヨ」、「歴史修正主義者」、「統一教会」などというレッテルを貼られ、「右翼」からも「左翼」からも批判を浴びてきました。
どうして、そのような不思議なことがおきるのでしょうか。
WJFプロジェクトの主張を簡単な図にしてみました。

「日本は前近代的な欠陥を抱えた国家である」という歴史観を振りかざす「歴史問題」と、「日本は前近代的な欠陥を抱えた国家だから改革を受け入れよ」と日本の内政改革を強要する「構造改革」は、理論的にも実際上も深く関連し合い、また連動しています。
安倍晋三は、靖国神社に参拝し「歴史問題」に関して一見強硬なポーズをとっていますが、「歴史問題」と連動してきた「構造改革」に関しては何の異議申し立ても行わないどころか、逆に、嬉々として積極的にこれを推進するという自己矛盾に陥っています。安倍晋三を支持する「右翼」たちは、安倍晋三の推進する「構造改革」には批判の矛先を向けようとしません。
また安倍晋三の推進する「構造改革」を批判する「左翼」は、「構造改革」の根本原因の一つに他ならない「歴史問題」に関しては、「日本は前近代的な悪の国家であり改革を受けなければならない国なのだ」というアメリカの歴史観をそのまま従順に受け入れるという自己矛盾に陥っています。日本を改革が必要な悪の国家とみなす、そのような歴史観こそが、「構造改革」に理論的な根拠を与えてしまっているという事実を無視しています。
「右翼」も「左翼」も、問題の本質を見ておらず、どちらも片手落ちです。
「右翼」の人々の主張も、「左翼」の人々の主張も、それぞれ傾聴に値する一定の正しさを含んでいるのですが、どちらも首尾一貫していないため、根本的な問題解決にはつながりません。
安倍政権のような「右翼」政権のあとに、その反動として、今後「左翼」政権が誕生したところで、また逆に、「左翼」政権が誕生した後に、その反動として、再び「右翼」政権が誕生したところで、いずれも、日本にとっての解決にはなりません。「右翼」も「左翼」も、問題を総合的に俯瞰できておらず、右と左の間を振り子のように行ったり来たりするだけであり、再び、同じ場所に戻ってきてしまうからです。
「左翼」を作り出すのは、常に「右翼」であり、「右翼」を作り出すのは、常に「左翼」です。
左と右の間を揺れる無益な振り子運動を、そろそろ終わりにしなくてはなりません。
安倍政権が推し進める「構造改革」の危険性をあまりにも軽視している「右翼」の人々は、もっと「構造改革」や新自由主義、グローバリズムの問題に危機意識をもつべきです。
また、生活に直結しないかぎり、歴史問題や領土問題を比較的軽視しがちな「左翼」の人々は、「構造改革」の根本原因の一つに他ならない「歴史問題」にもっと敏感になるべきです。
そうして、日本人が、一日も早く、冷戦時代に刷り込まれたパラダイムを脱却し、「右翼」も「左翼」も関係なく、一致団結してすばらしい日本を守り、また、よりよい日本を作り出していかなくてはならない。
そのように、WJFプロジェクトは考えています。
どうして、そのような不思議なことがおきるのでしょうか。
WJFプロジェクトの主張を簡単な図にしてみました。

「日本は前近代的な欠陥を抱えた国家である」という歴史観を振りかざす「歴史問題」と、「日本は前近代的な欠陥を抱えた国家だから改革を受け入れよ」と日本の内政改革を強要する「構造改革」は、理論的にも実際上も深く関連し合い、また連動しています。
安倍晋三は、靖国神社に参拝し「歴史問題」に関して一見強硬なポーズをとっていますが、「歴史問題」と連動してきた「構造改革」に関しては何の異議申し立ても行わないどころか、逆に、嬉々として積極的にこれを推進するという自己矛盾に陥っています。安倍晋三を支持する「右翼」たちは、安倍晋三の推進する「構造改革」には批判の矛先を向けようとしません。
また安倍晋三の推進する「構造改革」を批判する「左翼」は、「構造改革」の根本原因の一つに他ならない「歴史問題」に関しては、「日本は前近代的な悪の国家であり改革を受けなければならない国なのだ」というアメリカの歴史観をそのまま従順に受け入れるという自己矛盾に陥っています。日本を改革が必要な悪の国家とみなす、そのような歴史観こそが、「構造改革」に理論的な根拠を与えてしまっているという事実を無視しています。
「右翼」も「左翼」も、問題の本質を見ておらず、どちらも片手落ちです。
「右翼」の人々の主張も、「左翼」の人々の主張も、それぞれ傾聴に値する一定の正しさを含んでいるのですが、どちらも首尾一貫していないため、根本的な問題解決にはつながりません。
安倍政権のような「右翼」政権のあとに、その反動として、今後「左翼」政権が誕生したところで、また逆に、「左翼」政権が誕生した後に、その反動として、再び「右翼」政権が誕生したところで、いずれも、日本にとっての解決にはなりません。「右翼」も「左翼」も、問題を総合的に俯瞰できておらず、右と左の間を振り子のように行ったり来たりするだけであり、再び、同じ場所に戻ってきてしまうからです。
「左翼」を作り出すのは、常に「右翼」であり、「右翼」を作り出すのは、常に「左翼」です。
左と右の間を揺れる無益な振り子運動を、そろそろ終わりにしなくてはなりません。
安倍政権が推し進める「構造改革」の危険性をあまりにも軽視している「右翼」の人々は、もっと「構造改革」や新自由主義、グローバリズムの問題に危機意識をもつべきです。
また、生活に直結しないかぎり、歴史問題や領土問題を比較的軽視しがちな「左翼」の人々は、「構造改革」の根本原因の一つに他ならない「歴史問題」にもっと敏感になるべきです。
そうして、日本人が、一日も早く、冷戦時代に刷り込まれたパラダイムを脱却し、「右翼」も「左翼」も関係なく、一致団結してすばらしい日本を守り、また、よりよい日本を作り出していかなくてはならない。
そのように、WJFプロジェクトは考えています。
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