一つの節目と消えやらぬ怒り
水島さん、「新自由主義絶対反対、安倍政権絶対支持」と言わないのはなぜですか?
【追加訂正】
私は水島総という男をなめていました。よく注意して彼の発言を読むと、「安倍政権の新自由主義は支持しない」とは言っていますが、「安倍政権不支持」と言っているわけではなく「安倍さんに代わる人はいない」としっかり釘を刺しており、やはり「新自由主義絶対反対、安倍政権絶対支持」という聞き手を逃げ場のない袋小路に追い込むダブルバインドのメッセージをいまだに発していました。この人は何も変わっていません。
私は水島総という男をなめていました。よく注意して彼の発言を読むと、「安倍政権の新自由主義は支持しない」とは言っていますが、「安倍政権不支持」と言っているわけではなく「安倍さんに代わる人はいない」としっかり釘を刺しており、やはり「新自由主義絶対反対、安倍政権絶対支持」という聞き手を逃げ場のない袋小路に追い込むダブルバインドのメッセージをいまだに発していました。この人は何も変わっていません。
以前、旧ブログで、「批判的に聞く」と題して、水島総がチャンネル桜の番組の中で繰り出す矛盾に満ちた妄言の数々を、読者の皆さんと共に、論理的に解析する試みを行っていたことがありました。(旧ブログの検索欄で「批判的に聞く」で検索していただくと記事がヒットするはずです。)
10月18日に放送された【直言極言】の中で、水島総は安倍政権不支持を正式に表明し、私たちの戦いに一つの節目を迎えましたので、彼の発言を文字起こしして紹介しておきたいと思います。
10月18日に放送された【直言極言】の中で、水島総は安倍政権不支持を正式に表明し、私たちの戦いに一つの節目を迎えましたので、彼の発言を文字起こしして紹介しておきたいと思います。
【直言極言】我々の安倍支持は間違っていたのか?[桜H25/10/18]
みなさん、こんばんは、直言極言の時間です。
今日はですね、安倍総理の靖国参拝がなかったと、まだ例大祭は続いているわけですけれども、まあそういう形で、この事態をふまえまして、私たちが安倍支持をしたのは間違っていたのか、こういう問題についてお話をしたいと思います。
まず結論から言いますと、私たちが民主党政権に代わり、そして自民党の中で、石破さんや石原伸晃さん、こういう人たちを選ばず、安倍支持を打ち出したことは決して間違ってはいなかった。結果としても、少なくともこれまでの自民党政権、あるいはこれまでの民主党政権よりはましな政権運営というものが、この10ヶ月行われてきたということであります。それは言っていいと思います。対中国の姿勢、あるいは対米関係、あるいはアジアの歴訪、その他ロシアの外交も含めて、かなりうまくやってきたと思います。
しかし、私たちが今、まざまざと、この間の施政方針演説、これで見たのは新自由主義一色に染まった安倍総理の演説でありました。これを私は支持するわけにはいきません。一切支持するわけにはいかないということであります。
では私たちは騙されていたのかということであります。騙されていたわけではないと思います。私たちは日本を思い、日本が戦後体制、こういったアメリカの従属体制や、東京裁判史観からの、一歩でも二歩でもの脱却を願う、そして日本を取り戻そう、危機を突破しよう、あるいは救国内閣、こういう形で登場した安倍総理を支持するのは当然だったし、まだしなければならなかったということであります。
しかし、現実の問題として今起こったのは、先ほども申しましたように、これから消費税増税を始め法人税減税、そして靖国神社参拝をせず、そしてTPPというものを進んで行く安倍政権の姿であります。
これはどこに向かっているかということを考えますと、まず一つは、日本というものを無くしていく方向に向かうのではないか。ご当人はそう考えていないでしょう。しかし、現実的な問題から言えば、財政出動や金融緩和を通した第一の矢、第二の矢、こういったケインズ主義やリフレ派の経済論、こういったものを外す形で新自由主義的な方向に行く。規制緩和、国境のない経済、こういった形で政府は小さな政府にできるだけしていく。そして財務省、経産省の小さい政府論、こういった政府の大きさや、内容をきわめて小さくしていく。これは日本が二千年以来もってきた、そして世界で一番高い道徳や、勤勉性、正直さ、こういったもの、これも共同体意識を失う形で商売の場所になっていく。日本の国そのものがいわゆる市場に変わっていく。そして市場の中にうごめく存在として、日本の国民が存在するようになるということであります。こういった流れを私たちは許しておくわけにはいかないということであります。
残念ながら、皮肉なことに、戦後レジームの脱却を唱えた安倍総理が第一の矢、第二の矢というものを放棄する形で、第三の矢、新自由主義の方にどっぷりつかるようになってきた。もともと以前から私が言ったように、安倍さんそのものが戦後レジームそのものの方です。いいところ、悪いところ、全て持ち合わせながら、自己変革を遂げて行こうというのが戦後レジームからの脱却だったわけです。
いつも言いますように、安倍政権というもの、あるいは私たちそのものも、戦後レジームそのものとして、生まれて育ってきた存在であります。つまり、いつもこれを例に挙げますけれど、私たちは病人である。様々な欠陥や問題点を抱えた身体をもった存在である。私たちはまっさらな医者ではない。自分たちが自己治癒をしていく存在であるということであります。これが私が今まで安倍政権を支持してきた理由でもあります。私たちは安倍さんの限界や、安倍さんの方向の間違い、こういうのも一つの試行錯誤、それは戦後日本の病状の重さ、戦後体制の壁の厚さ、高さ、こういうものの一つの現れとしても考えてきたわけであります。それはもっと体で言えば、自分の病の深刻さであります。そんな簡単に治るものではない。悪口を言ったり、簡単に切るだけで治るものではない。体質そのものが私たち自身が、日本そのものだ。戦後日本そのものが、戦後体制そのものである。これをもとに、きれいな体に戻していく。こういったものが、実は戦後レジームの脱却だったわけであります。
しかし、現実には今どういうことが起こったかということであります。戦後レジームの脱却から元のきれいな日本を取り戻すのではなく、新たな日本、戦後レジームをさらに発展させた、第二の戦後レジーム、これを作ろうとしているように今の安倍政権が見えるわけであります。私たちはこれを許すわけにはいかないということであります。
そしてもう一つの厳しい現実を見なければなりません。それは自民党の中で、これを自己変革できる、戦後レジームを変えていく、あるいは間違った方向の新たな戦後レジームにいかせないようにできるのは誰かということであります。これは、今のところ、自民党にの中には存在しないということであります。だからこそ、私は冷徹な形で、安倍内閣に間違った政策は、ノーと、違うぞという事、まあ消費税もそうだったわけでありますが、TPPに対しても断固として反対をしていく。
これは単に政策のこれかあれかの選択ではなくて、国柄そのものを変えていく。日本の国体、私はいつも国柄とわかりやすく言いますけれども、国体そのものほ変革していく。つまり神武天皇以来、家族のような国を作って行こう。つまりどんな人でも、貧しい人も、あるいは弱い人も、障害をもつ人も、どんな人でも自分たちの家族のように、お互いに助け合い、暮らしていく。そういった国を作っていこうという、2000年以上の歴史の日本の伝統、こういうものからはみ出て、ひたすら金儲けをし、そしてされで競争をし、金を儲けて快楽を得る、こういった欲望を中心とした新自由主義的な形、こういった国家を私たちの国は望んでいるわけではありません。そして小さな政府論というのはまさにそういうことであります。政府は余計なことをしないで、企業や個人に勝手に自由に経済活動をさせれば、みんな競争をして、発展をし、経済もこれで安定していく。こういった主流派経済学と言われる、古典主義的な古典経済学、こういう流れの中で今や新自由主義があるわけであります。
これはアメリカでは、フリードマンとかそういった人たちが提唱したものですが、これさえももう今既に疑われている時代になっております。しかし日本は今、経済産業省を中心にしたこういった新自由主義の流れを押し進めようとしている。これは亡国の道であります。皮肉なことに最も日本を元に戻そうと言っていた首相が、意識的か、無意識的かこれは分かりませんが、亡国への道の先頭に立って、それを進めようとする。それを高らかに宣言したのが、今回の施政方針演説でありました。
私はこれに対して二つ言いたいと思います。
まず一つは、日本が足りない。式年遷宮のことも話さず、集団的自衛権のことも話さず、そして拉致被害者奪還については一言だけ全力をあげてやる、というこれだけしかしゃべらない。こういった誠に残念な日本が足りない演説でありました。我々は単に金が儲かるぞ、景気がよくなるぞ、金儲けができるぞ、生活が楽になるぞ、そんなことだけを求めているわけではない。日本人をなめてはいけない。日本の営々として築いてきた日本の歴史と伝統をバカにしてはいけない。戦後の金儲けの金権腐敗の、そういった人間たちだけだと思ったら大間違いだと言うこと、これは今回見て、非常に残念な演説でありました。
安倍さんは善意の人であります。そしていろんな人の意見を聞くと言いますが、はっきり言いまして、いろんな要素をもっていた彼が、今、完全に亡国、新自由主義への道を歩んでいる。これは我々が言っている伝統的な保守とは全く異なる、むしろ保守とは言えない新自由主義への道を歩み始めている。私たちはこういう意味では冷徹な形で、こういった間違った政策、こういったものに対してはノーを突きつけていかなくてはいけない。そして国民運動をしなければいけない。そして安倍さんに対しては、私たちは提言や反対運動、そういうものを起こすことによって、間違った国の行方、方向を改めさせなければならないと考えているわけであります。
そういう意味で、正直言って忸怩たる思いがあります。痛恨の思いと言った靖国神社、行かなくなった総理大臣、靖国の英霊に対して、あの痛恨の思いと、本気になっておっしゃっていたその顔を思い浮かべるわけであります。私たちは騙されたのでしょうか。いや騙されたのではありません。私たちは日本を信じて、日本は絶対に裏切らない、政治家はさまざまな形で顔をカメレオンのように変えていくかもわかりませんが、草の根、草莽と日本は、そして英霊は私たちを裏切りません。私たちは日本をよりどころにこれからも生きて行くし、戦って行くし、日本を取り戻す運動を続けなければならないと考えるわけです。
今日は以上です。
みなさん、こんばんは、直言極言の時間です。
今日はですね、安倍総理の靖国参拝がなかったと、まだ例大祭は続いているわけですけれども、まあそういう形で、この事態をふまえまして、私たちが安倍支持をしたのは間違っていたのか、こういう問題についてお話をしたいと思います。
まず結論から言いますと、私たちが民主党政権に代わり、そして自民党の中で、石破さんや石原伸晃さん、こういう人たちを選ばず、安倍支持を打ち出したことは決して間違ってはいなかった。結果としても、少なくともこれまでの自民党政権、あるいはこれまでの民主党政権よりはましな政権運営というものが、この10ヶ月行われてきたということであります。それは言っていいと思います。対中国の姿勢、あるいは対米関係、あるいはアジアの歴訪、その他ロシアの外交も含めて、かなりうまくやってきたと思います。
しかし、私たちが今、まざまざと、この間の施政方針演説、これで見たのは新自由主義一色に染まった安倍総理の演説でありました。これを私は支持するわけにはいきません。一切支持するわけにはいかないということであります。
では私たちは騙されていたのかということであります。騙されていたわけではないと思います。私たちは日本を思い、日本が戦後体制、こういったアメリカの従属体制や、東京裁判史観からの、一歩でも二歩でもの脱却を願う、そして日本を取り戻そう、危機を突破しよう、あるいは救国内閣、こういう形で登場した安倍総理を支持するのは当然だったし、まだしなければならなかったということであります。
しかし、現実の問題として今起こったのは、先ほども申しましたように、これから消費税増税を始め法人税減税、そして靖国神社参拝をせず、そしてTPPというものを進んで行く安倍政権の姿であります。
これはどこに向かっているかということを考えますと、まず一つは、日本というものを無くしていく方向に向かうのではないか。ご当人はそう考えていないでしょう。しかし、現実的な問題から言えば、財政出動や金融緩和を通した第一の矢、第二の矢、こういったケインズ主義やリフレ派の経済論、こういったものを外す形で新自由主義的な方向に行く。規制緩和、国境のない経済、こういった形で政府は小さな政府にできるだけしていく。そして財務省、経産省の小さい政府論、こういった政府の大きさや、内容をきわめて小さくしていく。これは日本が二千年以来もってきた、そして世界で一番高い道徳や、勤勉性、正直さ、こういったもの、これも共同体意識を失う形で商売の場所になっていく。日本の国そのものがいわゆる市場に変わっていく。そして市場の中にうごめく存在として、日本の国民が存在するようになるということであります。こういった流れを私たちは許しておくわけにはいかないということであります。
残念ながら、皮肉なことに、戦後レジームの脱却を唱えた安倍総理が第一の矢、第二の矢というものを放棄する形で、第三の矢、新自由主義の方にどっぷりつかるようになってきた。もともと以前から私が言ったように、安倍さんそのものが戦後レジームそのものの方です。いいところ、悪いところ、全て持ち合わせながら、自己変革を遂げて行こうというのが戦後レジームからの脱却だったわけです。
いつも言いますように、安倍政権というもの、あるいは私たちそのものも、戦後レジームそのものとして、生まれて育ってきた存在であります。つまり、いつもこれを例に挙げますけれど、私たちは病人である。様々な欠陥や問題点を抱えた身体をもった存在である。私たちはまっさらな医者ではない。自分たちが自己治癒をしていく存在であるということであります。これが私が今まで安倍政権を支持してきた理由でもあります。私たちは安倍さんの限界や、安倍さんの方向の間違い、こういうのも一つの試行錯誤、それは戦後日本の病状の重さ、戦後体制の壁の厚さ、高さ、こういうものの一つの現れとしても考えてきたわけであります。それはもっと体で言えば、自分の病の深刻さであります。そんな簡単に治るものではない。悪口を言ったり、簡単に切るだけで治るものではない。体質そのものが私たち自身が、日本そのものだ。戦後日本そのものが、戦後体制そのものである。これをもとに、きれいな体に戻していく。こういったものが、実は戦後レジームの脱却だったわけであります。
しかし、現実には今どういうことが起こったかということであります。戦後レジームの脱却から元のきれいな日本を取り戻すのではなく、新たな日本、戦後レジームをさらに発展させた、第二の戦後レジーム、これを作ろうとしているように今の安倍政権が見えるわけであります。私たちはこれを許すわけにはいかないということであります。
そしてもう一つの厳しい現実を見なければなりません。それは自民党の中で、これを自己変革できる、戦後レジームを変えていく、あるいは間違った方向の新たな戦後レジームにいかせないようにできるのは誰かということであります。これは、今のところ、自民党にの中には存在しないということであります。だからこそ、私は冷徹な形で、安倍内閣に間違った政策は、ノーと、違うぞという事、まあ消費税もそうだったわけでありますが、TPPに対しても断固として反対をしていく。
これは単に政策のこれかあれかの選択ではなくて、国柄そのものを変えていく。日本の国体、私はいつも国柄とわかりやすく言いますけれども、国体そのものほ変革していく。つまり神武天皇以来、家族のような国を作って行こう。つまりどんな人でも、貧しい人も、あるいは弱い人も、障害をもつ人も、どんな人でも自分たちの家族のように、お互いに助け合い、暮らしていく。そういった国を作っていこうという、2000年以上の歴史の日本の伝統、こういうものからはみ出て、ひたすら金儲けをし、そしてされで競争をし、金を儲けて快楽を得る、こういった欲望を中心とした新自由主義的な形、こういった国家を私たちの国は望んでいるわけではありません。そして小さな政府論というのはまさにそういうことであります。政府は余計なことをしないで、企業や個人に勝手に自由に経済活動をさせれば、みんな競争をして、発展をし、経済もこれで安定していく。こういった主流派経済学と言われる、古典主義的な古典経済学、こういう流れの中で今や新自由主義があるわけであります。
これはアメリカでは、フリードマンとかそういった人たちが提唱したものですが、これさえももう今既に疑われている時代になっております。しかし日本は今、経済産業省を中心にしたこういった新自由主義の流れを押し進めようとしている。これは亡国の道であります。皮肉なことに最も日本を元に戻そうと言っていた首相が、意識的か、無意識的かこれは分かりませんが、亡国への道の先頭に立って、それを進めようとする。それを高らかに宣言したのが、今回の施政方針演説でありました。
私はこれに対して二つ言いたいと思います。
まず一つは、日本が足りない。式年遷宮のことも話さず、集団的自衛権のことも話さず、そして拉致被害者奪還については一言だけ全力をあげてやる、というこれだけしかしゃべらない。こういった誠に残念な日本が足りない演説でありました。我々は単に金が儲かるぞ、景気がよくなるぞ、金儲けができるぞ、生活が楽になるぞ、そんなことだけを求めているわけではない。日本人をなめてはいけない。日本の営々として築いてきた日本の歴史と伝統をバカにしてはいけない。戦後の金儲けの金権腐敗の、そういった人間たちだけだと思ったら大間違いだと言うこと、これは今回見て、非常に残念な演説でありました。
安倍さんは善意の人であります。そしていろんな人の意見を聞くと言いますが、はっきり言いまして、いろんな要素をもっていた彼が、今、完全に亡国、新自由主義への道を歩んでいる。これは我々が言っている伝統的な保守とは全く異なる、むしろ保守とは言えない新自由主義への道を歩み始めている。私たちはこういう意味では冷徹な形で、こういった間違った政策、こういったものに対してはノーを突きつけていかなくてはいけない。そして国民運動をしなければいけない。そして安倍さんに対しては、私たちは提言や反対運動、そういうものを起こすことによって、間違った国の行方、方向を改めさせなければならないと考えているわけであります。
そういう意味で、正直言って忸怩たる思いがあります。痛恨の思いと言った靖国神社、行かなくなった総理大臣、靖国の英霊に対して、あの痛恨の思いと、本気になっておっしゃっていたその顔を思い浮かべるわけであります。私たちは騙されたのでしょうか。いや騙されたのではありません。私たちは日本を信じて、日本は絶対に裏切らない、政治家はさまざまな形で顔をカメレオンのように変えていくかもわかりませんが、草の根、草莽と日本は、そして英霊は私たちを裏切りません。私たちは日本をよりどころにこれからも生きて行くし、戦って行くし、日本を取り戻す運動を続けなければならないと考えるわけです。
今日は以上です。
要約
・昨年の自民党総裁選、衆院選で安倍晋三を支持した事は間違いではなかった。
・10ヶ月間、過去の政権よりましな政権運営がなされてきた。
・安倍晋三自身が、いいところも悪いところも持ち合わせた戦後レジームそのものであったが、我々は安倍晋三とともに自己治癒を試みてきた。
・しかし、安倍晋三は戦後レジームを脱却して元の日本を取り戻すどころか、新自由主義への傾斜によって第二の戦後レジームを作り出そうとしている。
・今回の施政方針演説で、安倍の新自由主義への傾斜が明らかになり、靖国神社参拝もなされないため、我々は安倍政権を今後支持しない。
・我々は騙されたのか、いやそうではない。日本に立脚して運動を続けるかぎり何かに裏切られるということはあり得ない。
・昨年の自民党総裁選、衆院選で安倍晋三を支持した事は間違いではなかった。
・10ヶ月間、過去の政権よりましな政権運営がなされてきた。
・安倍晋三自身が、いいところも悪いところも持ち合わせた戦後レジームそのものであったが、我々は安倍晋三とともに自己治癒を試みてきた。
・しかし、安倍晋三は戦後レジームを脱却して元の日本を取り戻すどころか、新自由主義への傾斜によって第二の戦後レジームを作り出そうとしている。
・今回の施政方針演説で、安倍の新自由主義への傾斜が明らかになり、靖国神社参拝もなされないため、我々は安倍政権を今後支持しない。
・我々は騙されたのか、いやそうではない。日本に立脚して運動を続けるかぎり何かに裏切られるということはあり得ない。
水島が上の発言を、参院戦前のどこかのタイミングで行っていれば、私はここまで怒ることはなかったでしょう。
チャンネル桜という、保守の人たちに対しては大きな影響力を持つメディアが、参院戦前に安倍不支持に転じていれば、衆参のねじれが維持され、日本は窮地を免れていたかもしれない。
参院戦前に、安倍不支持に転じるべきタイミングはいくらでもあったはずです。
3月15日、公約を破ってTPP交渉参加が表明されました。
4月19日、来年4月の消費税増税実施の国際公約がなされました。
6月5日、アベノミクス第三の矢「成長戦略」の内容が新自由主義的な「構造改革」であることがあきらかになりました。
6月19日、ロンドンでの講演で、安倍晋三がグローバリストとしての本性をはっきりと表明し、参院戦後はドリルの歯となって、日本のグローバル化を完遂することを宣言しました。
しかし、その度に、チャンネル桜は、あらゆる詭弁を使って安倍政権への批判を封じ、人々の注意を他にそらし、安倍政権を参院戦に勝たせるように人々を誘導し続けました。
TPP交渉参加が表明されても、水島総は、「TPP絶対反対、安倍政権絶対支持」という、矛盾したメッセージを視聴者に刷り込み、安倍不支持が広がるのを食い止めようとしました。
来年4月からの消費税増税が国際公約されても、三橋貴明や、倉山満、上念司らは、「マスコミの飛ばし記事だ」「財務省の陰謀だ」「安倍さんは消費税増税をしない」と人々を欺き続けました。
アベノミクスの第三の矢が新自由主義的な構造改革であることが明らかになり、アベノミクスが国民経済の強化を目指したものではないことが明らかになったあとも、三橋貴明は「少し新自由主義的なにおいがしただけで、安倍支持を辞めてはならない。泥の中をもがき続けなければならない」と読者に呼びかけ、『アベノミクスで超大国日本が復活する! 』などというインチキな本を売り続けました。
安倍晋三が、ロンドンでの講演で、参院戦に勝利したら「ドリルの刃」となって新自由主義的な構造改革と日本のグローバル化を断行すると宣言しても、その講演について黙殺をきめこんで一切取り上げず、参院戦で「安倍救国内閣」を勝たせるように人々に訴え続けました。
この間、安倍政権の本質に気づいて声を上げる人々が出ても「うるさい蠅」と呼んで批判を封じ、安倍政権を批判する人々は「保守分断だ」「偽装転向コミンテルンだ」「支那の工作員だ」「反日左翼だ」とレッテルを貼り、真摯な質問を視聴者から受けても鼻で笑い、参院戦までは安全運転であり、安倍政権が参院戦に勝利して強い政権基盤を手にいれさえすれば、保守的な政策を行えるようになり、バラ色のデフレ脱却や、戦後レジームからの脱却の糸口ができると、視聴者に偽りの期待を吹き込み続けました。
そして、チャンネル桜の目論見通り、安倍晋三は参院戦に勝利しました。
安倍晋三は、参院戦前に、参院戦に勝てば、ドリルの刃となって新自由主義政策を断行すると宣言していました。
参院戦に勝てば新自由主義政策を断行すると宣言していた政治家を、参院戦で勝たせれば新自由主義政策を断行するのは小学生でもわかる当たり前な話です。
安倍晋三は、参院戦前に既に掲げていた新自由主義的な政策を、参院戦の勝利を受けて、彼が宣言したとおりに実行に移し始めているだけの話です。
参院戦に勝ったら新自由主義的な政策を断行すると宣言していた政治家を、自分たちが参院戦に勝たせておきながら、その宣言していた言葉のとおり、安倍晋三が実際に新自由主義的な政策を断行しようとしはじめたら、「安倍政権が新自由主義に転じたから不支持に転じる」と言い出すというのは一体どういうことなのですか?
その上、今回の施政方針演説で安倍晋三が突然、新自由主義に舵をきったような、事実と異なる偽りの説明を視聴者に対して行い、手のひらを返すことについて自らを正当化するというのは、どういうことですか?
ここまで視聴者をバカにした話がありますか?
これまでいろんな人々を見てきましたが、誇張でもなんでもなく、これほど醜悪な人々を見たのは生まれて初めてです。
どうしてこんなクズみたいな人々が、日の丸を振り回して、日本の愛国者を気取っているのか。
何度か引用してきましたが、参院戦の直後に、日本の終わりの始まりという記事のコメント欄で、私は次のように記しました。
チャンネル桜という、保守の人たちに対しては大きな影響力を持つメディアが、参院戦前に安倍不支持に転じていれば、衆参のねじれが維持され、日本は窮地を免れていたかもしれない。
参院戦前に、安倍不支持に転じるべきタイミングはいくらでもあったはずです。
3月15日、公約を破ってTPP交渉参加が表明されました。
4月19日、来年4月の消費税増税実施の国際公約がなされました。
6月5日、アベノミクス第三の矢「成長戦略」の内容が新自由主義的な「構造改革」であることがあきらかになりました。
6月19日、ロンドンでの講演で、安倍晋三がグローバリストとしての本性をはっきりと表明し、参院戦後はドリルの歯となって、日本のグローバル化を完遂することを宣言しました。
しかし、その度に、チャンネル桜は、あらゆる詭弁を使って安倍政権への批判を封じ、人々の注意を他にそらし、安倍政権を参院戦に勝たせるように人々を誘導し続けました。
TPP交渉参加が表明されても、水島総は、「TPP絶対反対、安倍政権絶対支持」という、矛盾したメッセージを視聴者に刷り込み、安倍不支持が広がるのを食い止めようとしました。
来年4月からの消費税増税が国際公約されても、三橋貴明や、倉山満、上念司らは、「マスコミの飛ばし記事だ」「財務省の陰謀だ」「安倍さんは消費税増税をしない」と人々を欺き続けました。
アベノミクスの第三の矢が新自由主義的な構造改革であることが明らかになり、アベノミクスが国民経済の強化を目指したものではないことが明らかになったあとも、三橋貴明は「少し新自由主義的なにおいがしただけで、安倍支持を辞めてはならない。泥の中をもがき続けなければならない」と読者に呼びかけ、『アベノミクスで超大国日本が復活する! 』などというインチキな本を売り続けました。
安倍晋三が、ロンドンでの講演で、参院戦に勝利したら「ドリルの刃」となって新自由主義的な構造改革と日本のグローバル化を断行すると宣言しても、その講演について黙殺をきめこんで一切取り上げず、参院戦で「安倍救国内閣」を勝たせるように人々に訴え続けました。
この間、安倍政権の本質に気づいて声を上げる人々が出ても「うるさい蠅」と呼んで批判を封じ、安倍政権を批判する人々は「保守分断だ」「偽装転向コミンテルンだ」「支那の工作員だ」「反日左翼だ」とレッテルを貼り、真摯な質問を視聴者から受けても鼻で笑い、参院戦までは安全運転であり、安倍政権が参院戦に勝利して強い政権基盤を手にいれさえすれば、保守的な政策を行えるようになり、バラ色のデフレ脱却や、戦後レジームからの脱却の糸口ができると、視聴者に偽りの期待を吹き込み続けました。
そして、チャンネル桜の目論見通り、安倍晋三は参院戦に勝利しました。
安倍晋三は、参院戦前に、参院戦に勝てば、ドリルの刃となって新自由主義政策を断行すると宣言していました。
参院戦に勝てば新自由主義政策を断行すると宣言していた政治家を、参院戦で勝たせれば新自由主義政策を断行するのは小学生でもわかる当たり前な話です。
安倍晋三は、参院戦前に既に掲げていた新自由主義的な政策を、参院戦の勝利を受けて、彼が宣言したとおりに実行に移し始めているだけの話です。
参院戦に勝ったら新自由主義的な政策を断行すると宣言していた政治家を、自分たちが参院戦に勝たせておきながら、その宣言していた言葉のとおり、安倍晋三が実際に新自由主義的な政策を断行しようとしはじめたら、「安倍政権が新自由主義に転じたから不支持に転じる」と言い出すというのは一体どういうことなのですか?
その上、今回の施政方針演説で安倍晋三が突然、新自由主義に舵をきったような、事実と異なる偽りの説明を視聴者に対して行い、手のひらを返すことについて自らを正当化するというのは、どういうことですか?
ここまで視聴者をバカにした話がありますか?
これまでいろんな人々を見てきましたが、誇張でもなんでもなく、これほど醜悪な人々を見たのは生まれて初めてです。
どうしてこんなクズみたいな人々が、日の丸を振り回して、日本の愛国者を気取っているのか。
何度か引用してきましたが、参院戦の直後に、日本の終わりの始まりという記事のコメント欄で、私は次のように記しました。
チャンネル桜をはじめとする「インチキな仕立て屋」たちは、参院選の勝利という役目を終え、どこかの段階で安倍政権への批判に転じるはずです。そうでないと彼らの存在自体が持たないからです。彼らの自己矛盾は限界に達し支持者はどんどん離れています。安倍を批判するフリをして、保守面をして、再び私たちの中に紛れ込む。そして共闘しているフリをしながら、また私たちをあらぬ方向に誘導していく。そういう可能性はきわめて高いと思います。インチキな「保守」をこの機会にきっぱりと排除していかなくてはならないと思います。
恐いのは同じことが、これからも繰り返されていくことです。
彼らがやっかいなのは、正しいことを言いながら、正逆の方向に人々を誘導していくことです。
私たちは安倍政権に対峙して戦っていかなくてはなりませんが、その戦列の中に、これらのインチキ「保守」が再び紛れ込んで、私たちを間違った方向に誘導し、それについていってしまう人たちが現れることを私は恐れます。
彼らがやっかいなのは、正しいことを言いながら、正逆の方向に人々を誘導していくことです。
私たちは安倍政権に対峙して戦っていかなくてはなりませんが、その戦列の中に、これらのインチキ「保守」が再び紛れ込んで、私たちを間違った方向に誘導し、それについていってしまう人たちが現れることを私は恐れます。
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