憲政の常道

もう、うんざり。
戦前、大日本帝国憲法下の日本の国会には、「憲政の常道」と呼ばれる慣習が存在していました。

「天皇による内閣総理大臣や各国務大臣の任命(大命降下)において、衆議院での第一党となった政党の党首を内閣総理大臣とし組閣がなされるべきこと。また、その内閣が失政によって倒れたときは、組閣の命令は野党第一党の党首に下されるべきこと。そして政権交代の前か後には衆議院議員総選挙があり、国民が選択する機会が与えられること。」とするもの。

(出典: Wikipedia「憲政の常道」)

仮に、安倍政権が、今回の公文書書き換え問題の責任をとって総辞職するような良識を万一もっていたとしても、(どうせそんな良識はないと思いますが)、自民党が平然と政権を取り続けることでしょう。

政権交代の仕組みが当たり前に機能していた戦前の日本の方がはるか民主的だったということです。

官僚が、総理大臣のために公文書を自由自在に書き換える。

政権に不都合な人間は、留置所に長期間拘留する。

日本国憲法で会計検査の義務を負わされている、内閣から独立した機関であるはずの会計検査院が、公文書書き換えを黙殺する。

日本国憲法第九十条

国の収入支出の決算は、すべて毎年会計検査院がこれを検査し、内閣は、次の年度に、その検査報告とともに、これを国会に提出しなければならない。会計検査院の組織及び権限は、法律でこれを定める。

公文書書き換えを命じられた現場の公務員が自殺する。

自殺者の遺書に事実が暴露されてしまったので、官僚たちが、隠しきれなくなって、慌てて事実を認める。

にもかかわらず、内閣総理大臣も財務大臣も、行政の長として、責任をとって辞職すらしない。

役人のせいにして、逃げ切ろうとする。

KAZUYAのように、安倍を擁護し、事実を報じた朝日新聞を叩く馬鹿がいる。

いまだに安倍を支持する馬鹿がいる。

もう、こんな国は、うんざりです。
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参議院を30年お務めされた平野貞夫氏が安倍晋三を相手に内乱予備罪で告発するようです。

西郷さんへ

今の日本人なんて、日々の仕事や生活の事も無関心ですし意志薄弱な人間ばかりですよ。
隣で困り果ててる人が居ても気付かない(笑)

老若男女のほとんどが糞餓鬼だと思いますし、少しでも異論を言おうモノなら怒鳴られますから(笑)

素晴らしき日本はいずれ消えて無くなるでしょうよ。ムカつきますけど。

No title

私たちの界隈では,政治に無関心な人たちを「ノンポリ」などと言いますが,無関心も何も,日々の生活や仕事に追われ,みんな疲れ切っています。だから声を上げる気力も残っていない。カジノ解禁より,もっと優先順位が高いことが山積みしているのに,それをやろうともしない内閣に安定した支持率があるわけないじゃないですか!!
「素晴らしき日本」は既に遠い過去の遺物であり,それに私たちは気づいていないのです。

ここから

ここから仮に政権は変わったとしても結局は構造改革する方向は変わらないでしょうね
もう日本は終わりです

私も未だ「財務省が日本を滅ぼす」などという馬鹿が書いた本を宣伝する馬鹿にはうんざりです。毎回著名人やアホな政治家に頼り、それらを応援して毎回裏切られる。そういう同じ事を繰り返す精神が独立していない者が独立国家を語るのにもうんざりです。

詐欺師に騙され自らも保守を語り詐欺師に加担する。もはやここまで来ると某経世済民サークルKなど体のいいコンビニ詐欺ですね。
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