暴力の上に築かれた言論

三橋貴明と佐村河内守の類似性。
東京スポーツの記事によれば、DVによる三橋貴明の逮捕は二度目とのこと。

昨年、妻からの2度のSOSを受け、当局は三橋氏に暴力をやめるよう警告したが、反省の色はなし。法曹関係者いわく「民事不介入が原則のなか、逮捕に至ったのだから当局もよほど悪質と判断したのだろう」。それだけではない。三橋氏には16年秋にも同様の逮捕歴があるという。その相手は不明だが、出版関係者によると「当時、三橋氏はあるメディアで連載を持っていたが、その時期に突然連載が中断して騒ぎになった」。

(出典: 東京スポーツ2018年1月10日)

2016年7月23日に、それまで毎日ブログ更新を休むことがなかった三橋貴明が、突然、読者に何も告げないまま姿を消し、ブログ更新がその後10日間も行われなかったことがありました。

三橋貴明が姿を消した同じ2016年7月23日に、前妻のさかき漣氏が無数のガラス片が体に突き刺さる重症を負っていますから、あのときの10日間の失踪の理由は、三橋貴明が警察に逮捕拘留されていたためだと考えられます。(三橋が失踪したのは「16年夏」なので、東スポの「16年秋」は誤認でしょう。)

すでに読者に隠していた一度の逮捕歴があり、その後再々婚した三度目の妻に対して働いたDVに関して、昨年9月以降警察から二度の警告を受け、二度目の逮捕も想定されていた状況下で、国策捜査による自分の逮捕をほのめかす三橋貴明という男の狡猾さは、相当のものです。

それにしても、ここまでやっている以上、近い将来、わたくしに何らかの「スキャンダル」が出るか、痴漢冤罪で捕まるか、弊社に国税が来るのは避けられないでしょう。わたくしは政治家ではないため、スキャンダルは大したダメージにならず、痴漢冤罪を避けるために電車移動もしないため、やはり「国税」という攻撃が最も可能性が高いと思います。

それでも、やりますし、続けます。わたくしたちの子孫が、中国の属国民として生きるという悪夢の未来を避けるために、現代を生きる日本国民として責任を果たすために。

(出典: 三橋貴明ブログ「安倍晋三内閣総理大臣との会食」2017年12月13日)

私は、三橋貴明のことを「言論界の佐村河内守」と呼んできました。社会を欺いても悪びれない両者の姿勢は、とても似通っているからです。

佐村河内守の事例と同様に、「保守」言論界も、良識をもって見れば誰でも簡単に見抜くことのできる、笑止千万な嘘にまみれています。

例えば、三橋貴明の発言(文化放送『おはよう寺ちゃん活動中』2013年10月23日放送)に耳を傾けてみてください。

「国家戦略特区」の危険性を語りながら、三橋は次のように語っています。

“三橋「もう正気の沙汰じゃない、安倍政権。申し訳ないけど、これは。」

寺島「安倍政権どうしてそんなになっちゃったんですか。」

三橋「いきなり変わりましたよね。9月末ぐらいからちょっとおかしいなあと思ってたんですよ。もともと竹中さんを産業競争力会議に入れた時点であやしかったんだけど、あの頃から加速してきましたね。何考えてるんですかと。」”

なにが、

「いきなり変わりましたよね。9月末ぐらいからちょっとおかしいなあと思ってたんですよ。」

ですか。

三橋貴明は、「国家戦略特区」に代表されるような安倍政権の新自由主義への傾斜が顕著になったのは、昨年9月末からであり、安倍政権が突然豹変したかのように語っていますが、これは安倍政権を観察してきた人なら誰でも分かる明らかな嘘です。

このような白々しい嘘を公共の電波で堂々と語る三橋貴明のずうずうしさは、テレビカメラの前でのたうち回る演技をしていた佐村河内守のずうずうしさと全く同一のものです。

(出典: WJFプロジェクト「本物を見抜く目: 三橋貴明、また嘘をつく」2014年2月8日)

三橋貴明と佐村河内守を比較するとき、あらためて、両者の間には多くの共通点があることに気付かされます。

第一に、佐村河内守も、専門的な音楽教育を受けた経歴も業績もないのに、「作曲家」という仮面を被って、世の中を欺いていました。

三橋貴明も、同様に、専門的な経済学の教育を受けた経歴も業績もないのに、「経済評論家」という仮面を被って、世の中を欺いています。

第二に、佐村河内守の社会に対する欺瞞は、新垣隆氏との間に結ばれた支配と被支配のDV的関係によって支えられていました。

同様に、三橋貴明の社会に対する欺瞞は、さかき漣氏との間に結ばれた支配と被支配のDV的関係によって支えられていました。

第三に、佐村河内守の欺瞞は、彼の名声を利用して一儲けを企むメディアや業界によって増幅されました。

同様に、三橋貴明の欺瞞も、彼の名声を利用したい政党や政治家やメディアや言論人によって増幅されました。

第四に、佐村河内守の欺瞞は、彼に支配されるDV的関係の中に長年置かれながら以前は姿を隠していた新垣隆氏が、公に姿を現し真実を語ることによって終焉を迎えました。

新垣隆氏は、佐村河内守が、「みっくん」(大久保美来さん)という十代の義手の女性バイオリニストを、自分と同じDV的関係(支配・被支配の関係)の中に引きずり込もうとしているのを見て、黙ってはおれず、勇気を出して真実を世の中に告白したのだそうです。

新垣隆氏は、自分一人が佐村河内守の犠牲者になるなら、それは自分が耐えれば済むことだが、他の人が自分のように佐村河内守という悪魔の犠牲者になるのは耐えられないと考えたようです。

同様に、三橋貴明の欺瞞は、彼に支配されるDV的関係の中に長年置かれ、以前は姿を隠していたさかき漣氏が、以前より公の場に姿を現して活躍するようになり、彼女のブログやツイッターに注目が集まることによって、終焉を迎えようとしています。

第五に、佐村河内守の場合と同様、三橋貴明のケースでも、十代の少女に対するDV(もしくはDV的行為)が、両者の欺瞞が暴かれるきっかけになっています。

さかき漣氏には、新垣隆氏と同じように、勇気を出して、三橋貴明という悪魔の正体を世の中に対して暴露してほしいと思います。

佐村河内守の嘘がDV的関係に依存しており、誰かを支配することなしに佐村河内守の嘘が成立しなかったのと同じように、

三橋貴明の言論はDV的関係に依存しており、暴力によって誰かを支配することなしに三橋貴明の言論は成立しないのです。

であるがゆえに、三橋貴明の暴力犯罪の共犯者となることなしに、彼の言論活動の支持者になることはできないのです。
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三橋氏の言論における韓国などの他国へのヘイト的姿勢は言語道断ですし、複数回に渡る奥様への暴行の疑惑に対する釈明も全く不満足と言わざるをえませんが、この記事にはいくつか疑問点があります。
まず佐村河内氏と三橋氏の相同性を記事の主題にしたいがためにいささか牽強付会になっているように感じます。確かに佐村河内氏と新垣氏の利用・被利用の関係をDVと捉えるのは面白い切り口ですが、佐村河内氏の主要な「商品」である曲にとって新垣氏が実質の生産者という不可欠な存在であるのに対して、三橋氏の「商品」経済評論の生産に奥様は関わっておりません。三橋氏の経済評論は奥様の専門的な技能を搾取して成立したものでもありません。また、三橋氏の評論活動のパワーの源泉がDVにあるという精神的分析を語るのであればそれは自明ではなく何らかの学問的論拠に依拠した相応の論証が必要であるように思われます。
加えて三橋氏が佐村河内氏と同質のペテン師であることの例示の話もよくわかりませんでした。安倍総理の新自由主義への傾倒が昨年9月末から明確化されたという事実に関し、反新自由主義的な三橋氏が昨年9月末からおかしくなったと感じ始めたと評したことは修辞的な違いを除けば全く決定的な誤認とは思えません。佐村河内氏との相同性を示すのであれば彼がもっと決定的に経済に関して素人であることを示す言葉や、彼の提唱する経済理論の骨子部分での誤りを示した方がいいのではないでしょうか?三橋氏が佐村河内氏と同様の存在であればそのような箇所はいくつも存在すると思うのですが。
最後に三橋氏は中小企業診断士の資格を所持しており、それが彼が経済学に対して素人よりも専門的な知識を多少なりとも持ち合わせている証明にはならないのでしょうか。それに関してはまず私自身が経済学の素人であり、中小企業診断士が学んでいるレベルの経済学が現代経済を第一線で評論するに十分な高度さがない、というような事実があるのかもしれません。しかし、であればそう論じてもらわなければ佐村河内氏と同様に専門的な教育をなんら受けていないという箇所で違和感を覚えてしまいます。
全体的な構成として佐村河内氏と三橋氏の相同性という図式を用いたのは新鮮で価値のある記事だと思いますが、構図に固執して論証が不十分であるような印象を受けました。
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